【長周期地震動とは?】震度との違いなどを簡単にわかりやすく解説

長周期地震動とは何かをわかりやすく解説した図解イラスト。震度との違いや、低層住宅と高層ビルで揺れ方が異なる様子を比較している

この記事では、長周期地震動とは?と題して震度との違いなどを簡単にわかりやすく解説しています。

こんにちは、こじろーです!

地震のニュースで耳にする機会が増えた「長周期地震動」。
「震度はそれほど大きくなかったのに、高層ビルが大きく揺れた」「タワーマンションの高層階で立っていられなかった」といった報道を見て、不安や疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。

実は、長周期地震動は震度とはまったく別の視点で地震の揺れを表すものです。
震度が低くても、揺れの性質によっては高層建物に大きな被害が出ることもあります。

この記事では、
「長周期地震動とは何か」をわかりやすく解説しながら、
震度との違いや、高層ビルが大きく揺れる理由、知っておくべき注意点まで丁寧にまとめています。
地震への正しい理解と備えのために、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

長周期地震動とは?

長周期地震動とは何かをわかりやすく解説した図解。短周期の地震による速い揺れと、長周期地震動による高層ビルのゆっくり大きな揺れの違いを比較しているイラスト

まずは、「長周期地震動とは何か」を正しく理解することが大切です。
言葉だけを見ると難しそうですが、実際には揺れのスピードやリズムに注目した考え方になります。

長周期地震動(ちょうしゅうきじしんどう)とは、揺れの周期が長く、ゆっくりと大きく揺れる地震動のことです。

  • 周期:揺れが1往復するのにかかる時間
  • 数秒〜10秒以上の「ゆったりした揺れ」が特徴

短周期の地震が「ガタガタ」「ドンッ」と瞬間的に揺れるのに対し、
長周期地震動は「ゆら〜ゆら〜」と船に乗っているような揺れが長く続きます。

この揺れは特に、

  • 高層ビル
  • タワーマンション
  • 大型構造物

で大きく影響します。

長周期地震動とは、揺れの大きさよりも“揺れ方”に注目した地震動です。
特に高い建物ほど影響を受けやすいため、都市部では重要なキーワードとなっています。

震度とは何が違う?

震度とは何が違う?長周期地震動との違いをわかりやすく解説した図。震度は揺れの強さ、長周期地震動は揺れの性質を示し、高層ビルでの影響を比較

「地震といえば震度」というイメージが強いため、
長周期地震動との違いが分かりにくいと感じる人も多いでしょう。
ここでは両者の違いを整理します。

震度は、その地点でどれくらい強く揺れたかを表す指標です。

  • 人の感じ方
  • 家具の倒れ方
  • 建物被害の程度

などをもとに、0〜7で示されます。

一方、長周期地震動は、

  • 揺れの速さ
  • 揺れの周期
  • 建物との相性

といった揺れの性質に注目します。

項目震度長周期地震動
基準揺れの強さ揺れの性質
主な影響低層住宅高層建築
注意点瞬間的被害長時間の揺れ

震度が小さくても安心できないのが、長周期地震動の怖い点です。
「震度=安全」ではないことを理解することが、防災意識を高める第一歩になります。

震度が低いのに高層ビルが激しく揺れる理由

「地上ではあまり揺れていないのに、高層階では揺れた」
こうした現象には、はっきりとした理由があります。

原因は**共振(きょうしん)**です。

建物にはそれぞれ「揺れやすい周期」があり、
長周期地震動のリズムと一致すると、揺れが何倍にも増幅されます。

その結果、

  • 地上:震度3程度
  • 高層階:体感震度5〜6相当

といった大きな差が生まれます。

高層ビルが特に危険とされるのは、構造上の弱点ではなく揺れの相性が原因です。
この特性を理解しておくことが、適切な避難行動につながります。

長周期地震動階級とは?

気象庁は、長周期地震動の影響をわかりやすく伝えるため、
震度とは別に「階級」を設けています。

**長周期地震動階級(1〜4)**は、建物内部での影響を基準に示されます。

階級状況
1ゆっくりした揺れを感じる
2家具や照明が大きく揺れる
3立っているのが難しい
4家具転倒など危険な状態

長周期地震動階級は、高層階にいる人ほど重要な指標です。
地震速報を見る際は、震度だけでなく階級にも注目しましょう。

どんな地震で起きやすい?

すべての地震で長周期地震動が起きるわけではありません。
発生しやすい条件があります。

特に注意が必要なのは、

  • マグニチュードが大きい地震
  • 震源が深い地震
  • 広範囲に影響する巨大地震

南海トラフ地震や首都直下地震では、
都市部の高層建築に大きな影響が出ると想定されています。

今後の大地震では、長周期地震動が被害拡大の要因になる可能性があります。
事前の理解と備えが欠かせません。

長周期地震動への対策

正しい知識を身につけたら、次に重要なのが具体的な対策です。

  • 家具・家電の固定
  • 重い物は低い位置へ
  • 高層階向けの備蓄
  • 揺れている間は無理に移動しない

長周期地震動は揺れが長く続くため、事前対策の有無が安全を左右します。

まとめ

長周期地震動とは、地震の「揺れの強さ」を示す震度とは異なり、揺れの周期や揺れ方に注目した地震動です。
ゆっくりと大きく、そして長時間続く揺れが特徴で、特に高層ビルやタワーマンションでは震度以上の危険が生じることがあります。

「震度が低いから安心」と判断してしまうと、実際のリスクを見誤る可能性があります。
今後想定されている南海トラフ地震や首都直下地震でも、長周期地震動の影響は無視できません。

大切なのは、震度と長周期地震動の違いを正しく理解し、自分がいる建物に合った備えをしておくことです。
この記事をきっかけに、地震への備えや防災対策を見直し、いざという時に落ち着いて行動できるようにしておきましょう。

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