「昨日まで普通に充電できていたのに、急に充電が遅くなった…。」
「1時間充電しても思ったほど増えない。」
そんな症状が出ると、「iPhoneが故障したのでは?」と不安になりますよね。
実は、iPhoneの充電速度が急に遅くなる原因は、充電器やケーブルだけではありません。設定や本体の発熱、バッテリーの状態など、さまざまな要因が関係しています。
ほとんどの場合は故障ではなく、原因を一つずつ確認することで改善できるケースも少なくありません。
この記事では、
- iPhoneの充電が急に遅くなる原因
- 設定で確認したいポイント
- 充電速度を速くする方法
- 修理や買い替えを検討する目安
をわかりやすく解説します。
「少しでも早く元の充電速度に戻したい」という方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
なお、古い充電器や出力の低いアダプターを使っている場合は、20W以上のPD対応充電器へ交換するだけで充電速度が改善することもあります。
「原因を一つずつ確認する時間がない」「少しでも早く充電したい」という方は、まず充電器とケーブルを見直してみるのがおすすめです。
▼iPhoneの高速充電に対応した充電器はこちら
iPhoneの充電が急に遅くなる原因
昨日まで普通だったのに、急に充電が遅くなった場合でも、すぐに故障と決めつける必要はありません。
Apple公式サポートでも、高温環境や充電アクセサリの不具合、バッテリーの劣化などが充電速度に影響する場合があると案内されています。(参考:Apple公式サポート)
まずは原因を確認していきましょう。
充電器やケーブルの出力不足
意外と多いのが、充電器やケーブルが原因のケースです。
例えば、
- 数年前の5W充電器
- 出力の低いUSBアダプター
- 劣化したUSBケーブル
- MFi認証ではないケーブル
では、本来の充電速度が出ないことがあります。
また、充電器自体は問題なくても、ケーブルが断線しかけているだけで充電速度が大きく低下することも珍しくありません。
特に100円ショップなどの安価な充電器や古い充電器を使っている場合は、一度20W以上のPD対応充電器へ交換してみるのがおすすめです。
バッテリー充電の最適化が働いている
「80%から全然増えない」
そんな場合は故障ではなく、「バッテリー充電の最適化」が働いている可能性があります。
これはiPhoneが普段の充電習慣を学習し、バッテリーへの負担を減らすために80%付近で充電速度を調整する機能です。
夜寝る前に充電する人は、この機能が動作することが多いため、「充電が遅い」と感じることがあります。
正常な動作なので、基本的にはそのままで問題ありません。
本体が熱くなっている
iPhoneは熱に弱い精密機器です。
充電中に
- ゲーム
- YouTube
- Netflix
- FaceTime
- ナビアプリ
などを使うと、本体温度が上昇します。
するとiPhoneはバッテリーを守るため、自動的に充電速度を落とします。
特に夏場や車内では発熱しやすく、「急に充電が遅くなった」と感じる原因になりやすいです。
充電ポートが汚れている
意外と見落としがちなのが、充電ポートの汚れです。
ポケットやバッグに入れて持ち歩いていると、
- ホコリ
- 糸くず
- ゴミ
などが少しずつ溜まります。
するとケーブルが奥まで差し込めず、充電速度が低下することがあります。
ライトでポート内部を確認し、汚れがあれば無理のない範囲で取り除いてみましょう。
バッテリーが劣化している
長く使っているiPhoneでは、バッテリー劣化が原因のこともあります。
バッテリー最大容量が80%前後になると
- 充電速度が遅い
- 減りが早い
- 発熱しやすい
などの症状が出る場合があります。
下の図解通りに最大容量を確認してみましょう。

最大容量が80%前後なら、バッテリー交換を検討するタイミングです。
▶関連記事;【iPhoneのバッテリー交換は何パーセントでするべき?】80%が目安?買い替えとの判断基準も解説
原因がわからない場合はフローチャートで確認
「自分はどれが原因かわからない…。」
という方は、まず下のフローチャートでチェックしてみましょう。

図解を見れば、充電器・ケーブル・発熱・バッテリーなど、どこに原因がありそうかを簡単に判断できます。
もし「充電しているのにバッテリー残量が減っていく」という症状が出ている場合は、通常の充電速度低下とは原因が異なることがあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶関連記事;【iPhone充電中なのに減る原因は?充電しても増えないときの対処法】
iPhoneの充電が遅いときに確認したい設定方法
充電速度が急に遅くなった場合は、設定を確認するだけで改善することもあります。
順番に見ていきましょう。
バッテリー充電の最適化を確認する
まず確認したいのが「バッテリー充電の最適化」です。
設定方法はこちらです。
設定
↓
バッテリー
↓
充電
↓
バッテリー充電の最適化
この機能がオンになっていると、80%付近で充電速度が調整されることがあります。
ただし、バッテリー寿命を延ばすための機能なので、基本的にはオンのまま使うのがおすすめです。

iOSを最新版にアップデートする
iOSの不具合が原因で充電速度に影響が出ることもあります。
設定から最新バージョンへ更新しておけば、不具合が改善される可能性があります。
設定方法
設定
↓
一般
↓
ソフトウェアアップデート
アップデートがある場合は、Wi-Fi接続時に更新してみましょう。
低電力モードになっていないか確認する
低電力モード自体が充電速度を大きく遅くするわけではありません。
ただし、バックグラウンド処理や通信状況によっては動作に影響を感じる場合もあるため、一度設定を確認しておくと安心です。
次に試したいこと
原因や設定を確認しても改善しない場合は、充電環境を見直すことで改善するケースがあります。
次は「iPhoneの充電速度を速くする具体的な方法」を紹介します。そこでは、PD充電器への買い替えや、発熱を抑えるコツ、充電中に避けたい使い方などを詳しく解説します。
iPhoneの充電速度を速くする方法
設定を確認しても改善しない場合は、充電環境を見直してみましょう。
ちょっとした工夫だけで、充電速度が元に戻ることも珍しくありません。
20W以上のPD充電器を使う
iPhone 8以降(一部機種を除く)は、高速充電に対応しています。
ただし、高速充電を利用するには20W以上のUSB-C PD(Power Delivery)対応充電器が必要です。
古い5W充電器や出力の低いUSBアダプターを使っていると、本来よりも充電時間が長くなります。
高速充電なら、対応モデルでは約30分で最大50%程度まで充電できる場合があります。(使用環境や機種によって異なります。)
MFi認証ケーブルへ交換する
充電器だけでなく、ケーブルも重要です。
長期間使っているケーブルは見た目に問題がなくても、内部で断線しかけていることがあります。
また、MFi認証(Made for iPhone)のないケーブルでは、正常に充電できなかったり、充電速度が安定しなかったりすることもあります。
次のような症状があれば交換を検討しましょう。
- ケーブルを動かすと充電が切れる
- 「このアクセサリは使用できません」と表示される
- 以前より充電が遅くなった
▼ライトニングケーブル
▼タイプC
充電中はゲームや動画を控える
充電しながらゲームや動画を見ると、バッテリーを消費しながら充電する状態になります。
その結果、
- 充電速度が遅くなる
- 本体が熱くなる
- バッテリーへの負担が増える
といった状態になりやすくなります。
できるだけ充電中は画面をオフにし、使用を控えることで充電効率が上がります。
ケースを外して充電する
厚みのあるケースは熱がこもりやすくなります。
iPhoneは高温になると安全のために充電速度を自動で落とすため、ケースを外すだけで改善することもあります。
特に夏場や車内で充電するときは、一度ケースを外して様子を見てみましょう。
機内モードを使う
急いで充電したいときは、機内モードも効果的です。
Wi-Fiやモバイル通信が停止するため、バックグラウンド通信によるバッテリー消費を抑えられます。
外出前など「少しでも早く充電したい」という場面では試してみる価値があります。
それでも充電が遅い場合は故障の可能性も
ここまで紹介した方法を試しても改善しない場合は、バッテリーや本体に問題がある可能性があります。
特に次の症状がある場合は、一度点検や修理を検討しましょう。
- 純正充電器でも充電が遅い
- ケーブルを交換しても改善しない
- 充電ポートを掃除しても変わらない
- バッテリー最大容量が80%以下
- 本体が異常に熱くなる
- 充電が途中で止まる
Apple公式でも、バッテリーは消耗品であり、劣化すると性能や持続時間が低下すると案内されています。
参考:Apple公式「iPhoneのバッテリーとパフォーマンス」
バッテリーの状態が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶関連記事;【iPhoneのバッテリー交換は何パーセントでするべき?】80%が目安?買い替えとの判断基準も解説
急に充電が遅くなった人におすすめの充電器
充電器やケーブルが原因だった場合は、買い替えるだけで改善することもあります。
| 商品 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Anker Nano 20W | 小型・高速充電対応 | ★★★★★ |
| Anker USB-Cケーブル | 高耐久・高速充電対応 | ★★★★★ |
どちらも価格は比較的手頃なので、「最近充電が遅くなった」と感じる方は、一度充電環境を見直してみるのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. iPhoneの充電が急に遅くなったのは故障ですか?
必ずしも故障とは限りません。
充電器やケーブル、発熱、充電ポートの汚れ、バッテリー充電の最適化などが原因になることもあります。まずは今回紹介した対処法を試してみましょう。
Q. 80%から充電が進まないのはなぜですか?
「バッテリー充電の最適化」が動作している可能性があります。
バッテリー寿命を延ばすための機能なので、基本的には正常な動作です。
Q. ワイヤレス充電は有線より遅いですか?
一般的には有線充電のほうが速い傾向があります。
急いで充電したい場合は、20W以上のUSB-C PD対応充電器と有線ケーブルの組み合わせがおすすめです。
Q. 夜だけ充電が遅く感じます。
普段就寝中に充電している場合は、「バッテリー充電の最適化」が働いている可能性があります。
起床時間に合わせて充電が完了するよう、自動で充電速度が調整されることがあります。
Q. iPhoneの充電が急に遅くなったのはアップデートが原因ですか?
iOSアップデート直後はバックグラウンド処理やインデックス作成により、一時的に発熱し充電速度が遅く感じることがあります。数時間〜1日程度で改善するケースもあります。
「充電が遅い」と感じていた症状が、実は充電中なのにバッテリーが減るトラブルへ発展しているケースもあります。症状が当てはまる方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶関連記事;【iPhone充電中なのに減る】原因は故障?充電しても増えないときの対処法
まとめ
iPhoneの充電が急に遅くなったからといって、すぐに故障とは限りません。
まずは次のポイントを確認してみましょう。
- 20W以上のPD充電器を使っているか
- ケーブルが劣化していないか
- 本体が熱くなっていないか
- 充電ポートに汚れがないか
- バッテリー充電の最適化が動作していないか
- バッテリー最大容量が大きく低下していないか
これらを見直すだけで改善するケースも多くあります。
それでも改善しない場合は、バッテリーの劣化や本体の故障が考えられるため、Appleや修理店への相談も検討しましょう。
また、古い充電器やケーブルを使い続けている場合は、**20W以上のPD対応充電器やMFi認証ケーブルへ買い替えるだけで充電速度が改善することもあります。**毎日使うものだからこそ、この機会に充電環境を見直してみてください。


